【ダイイングライト:ザ・ビースト】日本版の表現規制はPS5・Steam・Xboxで違う!買う前に確認

【ダイイングライト:ザ・ビースト】日本版の表現規制はPS5・Steam・Xboxで違う 購入ガイド

本記事について

ダイイングライトの新作って日本版は規制されてるの?前作は規制なしだったよね?

2025年9月19日に発売された『ダイイングライト:ザ・ビースト』(英語名:Dying Light: The Beast、以下ビースト)の日本版には、表現規制があります。ただし、遊ぶ機種によって状況が異なります。

  • Steam版…発売直後は規制されていましたが、その2日後のアップデートで「残虐レベル」の設定が使えるようになりました。自分で「最大」にすれば、規制で削られた表現が戻ります
  • PS5版…規制されたままです。設定などで海外版の表現に戻す手段はありません
  • Xbox Series X|S版…日本の地域設定のままだと規制されています。本体の地域を北米に切り替えてダウンロードすると無規制になり、日本語の音声と字幕もそのまま使えます

同じゲームなのに機種で答えが割れるので、「ビーストは規制あり」「いや解除できる」のどちらの話も、それぞれ正しいという状態になっています。自分が遊ぶ機種はどれなのかを、買う前に確認しておきましょう。

ちなみに前作の『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、発売時は日本版でも表現規制がありませんでした(2023年7月の更新でPS4/PS5版に頭部と胴体の外傷表現の削除が入っています)。前作の感覚のまま買うと肩透かしを食らいます。前作についてはこちらにまとめています。

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ゲームの概要

発売日2025年9月19日(2026年3月26日に「Restored Land」エディションへ更新)
対応機種PS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)
ジャンルゾンビサバイバルアクション
価格通常版8,140円(税込)/デラックスエディション9,240円(税込)※PS5ダウンロード版
開発元Techland
発売元スパイク・チュンソフト(PS5版)/Techland(Steam版・Xbox版)
CEROZ(18才以上のみ対象)※Xbox Series X|S版はCEROではなくIARC 18+
公式トレーラー

シリーズ3作目にあたる作品で、もともとは前作のDLCとして作られていたものが単体のソフトに変わったという経緯があります。主人公は初代の主人公だったカイル・クレインで、日本語吹き替えにも対応しています(カイル役は遠藤大智さん)。

日本版で何が変わったのか

この作品は、何をどう変えたのかが公式サイトに書かれています。日本版で海外版から変わったのは、次の4点です。

  • ゾンビのモデルとマップオブジェクトから内臓表現を削除
  • 女性感染者のモデルをいくつか変更
  • 顔面と胴体の欠損モデルを削除
  • ヌード表現を削除

この4点の変更を行ったうえでCERO:Zを取得した、という書き方になっています。残虐表現が全体的に緩和されている一方で、海外版を遊んでいるフレンドとの協力プレイはそのままできるとも案内されています。同じ機種どうしであれば、規制の有無でオンラインの相手が分断されるわけではない、ということですね。

公式サイトに掲載された「海外版からの変更点」の4項目
公式サイトに掲載されている海外版からの変更点(スパイク・チュンソフト公式サイトより)
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シリーズ3作で規制はどう変わってきたか

CEROは審査して年齢区分を決めるだけで、どこをどう変えるかを決めているのは発売元です。同じCERO:Zでも規制の中身は作品ごとに違い、シリーズ3作を並べるとそれがよく分かります。

タイトル日本発売日本での発売元CERO日本版で何が変わったか
ダイイングライト2015年4月16日ワーナー エンターテイメント ジャパンZ血の色が緑に変更(後にパッチで赤へ修正)。人間の敵キャラの欠損表現は規制されたまま
ダイイングライト2 ステイ ヒューマン2022年2月4日スパイク・チュンソフトZ発売時は変更なし。2023年7月の更新でPS4/PS5版は頭部と胴体の外傷表現を削除(切断は海外版と同じ)
ダイイングライト:ザ・ビースト2025年9月19日スパイク・チュンソフト(PS5版)Z(PS5版)※Xbox版はIARC 18+内臓表現・欠損モデル・ヌード表現の削除、女性感染者のモデル変更(PS5版)

初代は血の色が緑にされたことで話題になりました。ゾンビだけでなく人間の血まで緑だったので違和感を覚えた人が多く、後にパッチで赤に戻っています。ただし人間の敵キャラの欠損表現の規制は残りました。

2作目は発売時は規制が入らず、2023年7月の更新でPS4/PS5版に頭部と胴体の外傷表現の削除が入り、3作目のビーストでは発売時から規制が入りました。理由は公表されていません。ただ、開発元も日本の発売元も前作と同じです。分かっている違いは中身です。ビーストは開発元が「シリーズでもっとも残虐」と打ち出した作品で、前作には無かったヌード表現も入っています。規制対象となる表現が増えた・強くなった分、規制をする必要が出てしまったという風に推測できます。

機種ごとの状況と、どうすればいいか

ここがこの記事の本題です。まず表で全体像を押さえてください。

機種日本で買ったときの状態どうすればいいか
Steam(PC)発売時は規制あり。2日後の更新で「残虐レベル」の設定が使えるように設定を「最大」にする
PS5規制あり。戻す手段なし受け入れる/北米版を買う(日本語なし)/前作から入る
Xbox Series X|S日本の地域設定のままでは規制あり本体の地域を北米に切り替えてダウンロードする

Steam版:設定を「最大」にすれば規制で削られた表現が戻ります

この作品が異例だったのは、Steam版まで同じ変更を受けたことです。CEROが審査するのは家庭用ゲーム機のソフトで、Steamのようなパソコン向けの配信は通常その対象ではありません。それでも発売時点では、Steamの日本語版にも同じ4点の説明が載っていました。

ところが発売から2日後の2025年9月21日のアップデートで、状況が変わりました。「オプション」→「ゲーム」に「残虐レベル」という設定が現れ、「最大」「限定的」「最小」の3段階から選べるようになっています。この「残虐レベル」は海外版にはもともとある設定で、日本語版では発売時に選べなくなっていたものです。それがこの更新で使えるようになった、という形です。Steamのストアページに載っていた変更点の説明も、このタイミングで取り下げられました。

「最大」にすると規制されていた部分が戻り、海外版と同様の表現になります。MODも改造も不要、やることは単純で、買ったら最初に「オプション」→「ゲーム」→「残虐レベル」を「最大」に変えるだけです。

PS5版:戻す手段が無いので、受け入れるか北米版かになります

PS5版は、内臓表現の削除をはじめとする4点の変更が入った状態で配信されています。Steam版のような「残虐レベル」の設定は無く、規制の設定を変えることはできません。公式サイトの変更点の記載も、そのまま掲載され続けています。

そのうえで、取れる手は3つです。

1つめは、規制された状態をそのまま受け入れること。ゾンビの内臓が見えない、顔や胴体が欠損しない、という違いなので、パルクールで街を走り回る本作の面白さそのものが損なわれるかというと、そこまでではありません。ただ、シリーズ史上もっとも残虐なゴア表現を売りにしていた作品なので、そこを楽しみにしていた方にとっては小さくない差になります。

2つめは、北米版を買うこと。PS5版のパッケージ版はどの地域にも出ていないので、海外のパッケージを輸入するという手はありません。北米のPlayStation Networkアカウントを作り、北米のストアで買うという経路になります。一度北米のアカウントで買えば、その本体で「コンテンツ共有とオフラインプレイ」を有効にしておくことで、いつもの日本のアカウントでも遊べます。

問題は日本語です。北米版は音声が英語のみで、画面の言語にも日本語はありません。香港・韓国・英国のストアの版も同じです。

3つめは、前作から入ること。『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の日本版は、2023年7月の更新でPS4/PS5版に頭部と胴体の外傷表現の削除が入っていますが、手足の切断や赤い血はそのままで、パッケージ版も出ています。シリーズ未経験なら、まず前作を遊んでからビーストに進むほうが物語も追いやすいです。

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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン – Ultimate Edition』を持っている方は、追加料金なしでビーストのPS5版を遊べます。PS4版・PS5版のどちらの購入者も対象です。ただしこのUltimate Editionは2024年9月30日で販売を終了しているので、これから買って手に入れることはできません。すでに持っている方だけの話になります。

Xbox Series X|S版:本体の地域を北米に切り替えてダウンロードすれば無規制になります

Xbox版だけは、レーティングの出し方から違います。Xboxの日本ストアにあるこの作品のページには、CEROの区分が書かれていません。代わりに付いているのはIARC 18+という国際的なレーティングです。同じページの対応言語には日本語も含まれています。

これはXbox側の決まりによるものです。Microsoftのパートナー向けの文書では、ダウンロードのみで配信する地域ではIARCが割り当てたレーティングを表示し、ディスク版を出す地域ではその国のレーティング機関の証明書が必要だとされています。日本のその機関がCEROです。ビーストのXbox版はダウンロード専売なので、CEROの証明書ではなくIARCの表示で配信されている、という関係になります。

審査レーティングとは関係なく、Xbox版も日本の地域設定のままだと規制があります。これを回避する方法は、本体の設定で国・地域を米国に切り替えてからダウンロードすることです。海外版を買い直す必要はありません。これで規制なしになり、日本語の音声と字幕もそのまま使えます。ダウンロードが終わったら、地域は日本に戻して構いません。

ですので、Xboxで日本の地域設定のまま遊ぶなら規制あり、無規制で遊ぶなら本体の地域を北米に切り替えてダウンロードする、という2択になります。規制のない状態と日本語が両立するのは、PS5とXboxのうちXboxだけです。

海外のアカウントを作って買う方法は、PlayStationの利用規約では認められていません。Xboxも地域変更の扱いまでは明言されていないので、試す場合は自己責任でお願いします。

まとめ

持っている機種ごとの答えは次のとおりです。

  • Steam…買ってすぐ「オプション」→「ゲーム」→「残虐レベル」を「最大」にする
  • PS5…規制を受け入れるか、日本語を捨てて北米版にするか
  • Xbox Series X|S…日本の地域設定のままだと規制あり。本体の地域を北米に切り替えてダウンロードすれば無規制で、日本語もそのまま

今作の規制は本当に混乱しやすいですね…。自分の機種の分だけ押さえておけば十分です。

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よくある質問

Q
ダイイングライト:ザ・ビーストの表現規制は解除できますか?
A

Steam版なら解除できます。2025年9月21日のアップデートで「オプション」→「ゲーム」の「残虐レベル」の設定が使えるようになり、「最大」を選ぶと規制で削られた表現が戻り、海外版との違いは見つかっていません。MODや改造は必要ありません。一方でPS5版には同じ設定が無く、規制された状態のまま遊ぶことになります。

Q
PS5版とSteam版で表現規制は違いますか?
A

はい、違います。どちらも発売時は内臓表現の削除、顔面と胴体の欠損モデルの削除、女性感染者のモデル変更、ヌード表現の削除が入っていましたが、Steam版だけが後から「残虐レベル」の設定で元に近い表現に戻せるようになりました。PS5版は規制されたままです。なおPS5版については、規制の有無にかかわらず海外版のフレンドと協力プレイができると公式に案内されています。

Q
Xbox Series X|S版に表現規制はありますか?
A

あります。日本の地域設定のままだと規制された状態になります。本体の地域を北米に切り替えてダウンロードすると無規制になり、日本語の音声と字幕もそのまま使えます。

Q
前作のダイイングライト2と同じで無規制ではないのですか?
A

いいえ、今作は発売時から規制があります。前作『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の日本版は発売時は海外版と表現に差がなく、2023年7月の更新でPS4/PS5版に一部の変更が入りました。『ダイイングライト:ザ・ビースト』は海外版から4点の変更が行われた状態でCERO:Zを取得しています。初代では血の色が緑に変更されたこともあり、同じシリーズでも作品ごとに違います。


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