本記事について

PS5版のVPって、PC版の方が安いって本当?
実際にPC版を一からセットアップして、PS5に反映されるところまで自分で試してみました。
自分は普段『VALORANT』をPS5版でプレイしています。スマホやコンソール経由でゲーム内アイテムを課金すると、プラットフォームを運営する会社の手数料(長らく30%が業界標準とされてきました)が上乗せされるため、PC版で直接購入した方が安くなるのが基本の構図です。VALORANTのVPも同じなのか、PS5版プレイヤーの自分が実際にPCから買えるのかが気になっていました。
そこで、PS5版で普段使っているPSNアカウントに紐づいた同一のRiotアカウントで、Windows PCにVALORANTを新規インストールしてVPを購入し、PS5版に反映されるかを検証しました。PC版VALORANTは一度も起動したことがない状態からのスタートです。結果はPC版でVPを購入 → PS5版に反映 → PS5側でバトルパスを購入まで成功。ただし「PCにログインするだけ」では済まない注意点もいくつかありました。
価格を比較する:PC版とPS5版、どっちが安い?
まず手順の前に価格差を整理します。VP価格は変更される可能性があるため、以下は2026年8月14日時点で確認した価格です。購入できる全ティアを比較しました。
PC版とPS5版の全ティア価格
まずはPC版(ゲーム内ストア)です。
| 価格 | VP | 単価 |
|---|---|---|
| 610円 | 500 VP | 約1.22円/VP |
| 1,340円 | 1,150 VP | 約1.17円/VP |
| 2,440円 | 2,150 VP | 約1.13円/VP |
| 4,900円 | 4,400 VP | 約1.11円/VP |
| 5,980円 | 5,500 VP | 約1.09円/VP |
| 11,000円 | 10,500 VP | 約1.05円/VP |

続いてPS5版(PlayStation Store)です。
| 価格 | VP | 単価 |
|---|---|---|
| 770円 | 475 VP | 約1.62円/VP |
| 1,540円 | 1,000 VP | 約1.54円/VP |
| 3,080円 | 2,050 VP | 約1.50円/VP |
| 5,390円 | 3,650 VP | 約1.48円/VP |
| 7,700円 | 5,350 VP | 約1.44円/VP |
| 15,180円 | 11,000 VP | 約1.38円/VP |

結論:全ティアでPC版が安い
2つの表を比較すると、全ティアでPC版の方が単価が安い結果でした。PS5版で最も効率のよい15,180円ティア(約1.38円/VP)より、PC版で最も効率の悪い610円ティア(約1.22円/VP)の方が単価が安いので、どのティアを組み合わせてもPC版がPS5版より高くなることはありません。
自分が購入したのはPC版の1,150VP(1,340円)です。以降の手順ではこのティアを使います。
10%引きのPS Storeカードを使ってもPC版が安かった
PS Storeカード(プレイステーション ストアチケット)は、コンビニやオンラインのキャンペーンなどで定期的に10%引き程度で入手できることがあります。1,000VPのティアで計算してみました。
| 項目 | PC版 | PS5版(10%引きカード使用) |
|---|---|---|
| 購入VP数 | 1,150VP | 1,000VP |
| 支払額 | 1,340円 | 1,540円×90%=実質1,386円 |
| VP単価 | 約1.17円/VP | 約1.39円/VP |
割引カードを使えば差は縮まるものの、それでもPC版の方が46円安いうえに150VP多く手に入ります。
実際にPC版でVPを購入してPS5に反映させてみた
1. Windows PCにVALORANTをインストール
PC版VALORANTの入手方法は、VALORANT公式サイトのダウンロードページからRiot Clientを直接インストールするか、Epic Games Store経由でインストールするかの2通りです。どちらでも中身は同じです。自分は今回Epic Games Store経由でインストールしましたが、Epicは必須ではありません。Riot ClientとVALORANT本体に加えてRiot Vanguard(アンチチートソフト)も導入され、初回起動の前に一度PCの再起動が必要でした。
2. PS5版と同じRiotアカウントでログイン
ここが最も重要なポイントです。PS5版で利用しているPSNアカウントに紐づいている同一のRiotアカウントで、PC版にもログインしました。別のRiotアカウントを使うと、購入したVPはPS5側の普段のアカウントには反映されません。
自分の場合、Riotアカウントのログイン方法としてPSN(PlayStation Network)アカウントを使っています(GoogleやAppleのアカウントでログインするのと同じ仕組みで、Riotアカウントの認証にPSNアカウントを選んでいる状態)。連携の形は人によって違いますが、条件はあくまで「PS5版で使っているのと同一のRiotアカウントでPC版にログインする」ことです。
3. チュートリアルをクリアしてVPを購入
PC版を初めて起動するとチュートリアルが始まり、最後までクリアしないとVP購入画面まで進めませんでした。「インストールだけすれば課金できるだろう」と考えていたのですが、スキップできるオプションは見つかりませんでした。見落としているだけかもしれませんが、少なくとも自分は見つけられませんでした。
ホーム画面まで進んでVP購入画面を開き、1,150VP=1,340円を購入。PC版上でVP残高に反映されたことを確認しました。
4. PS5版を起動してVP反映とバトルパス購入を確認
続いてPS5版を起動すると、PC版で購入したVPがPS5版側にもそのまま反映されていました。

そのVPを使って、PS5版の画面から1,000VPのバトルパスも問題なく購入できました。

さらに後日PC版を起動すると、PS5側で購入したバトルパスがPC版側にも適用されていました。VPだけでなくバトルパスの進行状況も、双方向で同期されているようです。
Riot Vanguardの常駐問題と「オンデマンドモード」
VALORANTを終了してPS5に戻った後も、PC側ではVanguardが常駐し続けていました。タスクトレイのアイコンから「終了」を選べば一時停止できますが、一度停止すると再びプレイするにはPCの再起動が必要と、Riot公式サポートにも明記されています。
2026年6月24日リリースの「オンデマンドモード」
これを変えたのが、2026年6月24日にリリースされた公式の「オンデマンドモード」です。タスクトレイのVanguardアイコンから「Vanguardプリチェック」を実行すると、自分の環境が対応しているかを確認できます。要件は以下の6項目です。
- Windows 11 25H2以降
- UEFIセキュアブート
- TPM 2.0
- VBS(仮想化ベースのセキュリティ)
- HVCI(メモリ整合性)
- IOMMU
自分の環境はプリチェックで全項目クリアで、オンデマンドモードへの切り替えに成功しました。切り替え後はWindows起動時にVanguardが立ち上がらなくなり、ゲームプレイ中だけ動作するようになったことを、実際に再起動して確認しています。停止してから再プレイする際にPCを再起動する必要もありません。

要件を満たしていない場合は、不足している設定がタスクトレイアプリに項目ごとに表示され、公式の手順ページへ案内されます。詳しくはRiot Games公式サポートの「Vanguardプリチェック」ページを参照してください。
Riot Clientの自動起動とトレイアイコンもオフにできる
Riot Client側の設定(全般)から「起動時にRiotクライアントを実行」をオフにできます。自分もこの設定をオフにしました。

タスクトレイの表示用アプリも、タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」から「Riot Vanguard」を無効化すれば消せます。
完全に削除したい場合
VALORANT本体をアンインストールしてもRiot Vanguardは残ります。Riot公式の案内でも両者の削除は別手順なので、完全に消したい場合はトレイメニューの「Vanguardをアンインストール」から個別に削除しましょう。なお一度削除しても、次にRiot ClientやVALORANTを起動すればVanguardは自動的に再インストールされると公式に明記されているので、後でまた課金したくなっても困りません。
自分は今後も課金する可能性があるのでVALORANT本体は残したまま、オンデマンドモードへの切り替えとRiot Clientの自動起動オフで普段の常駐は実質ゼロにしています。
注意:PS5のランクはPC版に引き継がれない
同じRiotアカウントでPC版VALORANTを起動しましたが、PS5側で付いているランクはPC版には表示されませんでした。これは不具合や同期遅延ではなくVALORANTの仕様で、Riot Gamesの公式情報によると、PC版とコンソール版ではランクおよびMMR(マッチメイキングレーティング)がそれぞれ独立して管理されています。
同じRiotアカウントならクロスプログレッション/クロスインベントリが働き、今回購入したVPもPS5に反映されました。ただしすべての情報が同一になるわけではありません。今回の用途で重要な範囲を整理すると以下の通りです。
PS5でゴールドやプラチナなどのランクが付いている人が、課金目的で初めてPC版を起動しても、PC側で「ランクなし」のように表示されて問題ありません。「Riotアカウントを間違えた?」「PS5のデータが消えた?」と心配する必要はなく、PS5に戻ればランクはそのまま残っていて、購入したVPも反映されています。
結論:この方法はどんな人におすすめか
価格だけ見れば、今回確認した範囲では全ティアでPC版が安く、10%引きのPS Storeカードを使ってもPC版の方が46円安く150VP多いという結果でした。ただし初回はインストールからチュートリアルまでそれなりの手間がかかります。
1,000VP程度を1回買うだけなら、数十円〜200円程度の差額のためにこの手順を踏むよりPS5でそのまま購入する方が合理的です。その場合はPS Storeカードを割引タイミングで確保しておくと、通常価格よりは負担を抑えられます。
現行の「プレイステーション ストアチケット」の券種は1,100円/3,000円/5,000円/10,000円/15,000円の5種類です。1,000VP(1,540円)を1枚でカバーできる最小の券種は3,000円券で、使い切れなかった分はウォレット残高として次回以降に持ち越せます。
一方で、今後も何度もVPを購入する予定がある人なら、一度PC版をセットアップしてしまえば以降の価格差が積み重なるのでメリットは大きくなります。Vanguardの常駐も、対応PCならオンデマンドモードでプレイ中だけの動作にできるので、以前ほど気にしなくてよくなりました。
まとめ

安さだけ見ればPC版。でも「その1回」ならPS5のままでも十分だと感じました。
- 2026年8月14日時点、確認した全ティアでPC版の方が単価が安い
- 実際に購入したのはPC版1,150VP=1,340円、PS5版の相当ティアは1,000VP=1,540円
- 10%引きのPS Storeカードを使っても、PC版の方が46円安く150VP多い
- PS5版と同一のRiotアカウントでPC版にログインすれば、購入したVPはPS5側に反映される
- ただしチュートリアルをクリアしないとVP購入画面まで進めない
- PS5側で購入したバトルパスは後日PC版にも適用されており、クロスプログレッションは双方向で機能している
- Riot Vanguardは2026年6月の「オンデマンドモード」でプレイ中のみの動作に切り替えられる
- PS5のランクはPC版に引き継がれない(VPやスキンの共有とは別仕様)
よくある質問(FAQ)
- QPS5版VALORANTのVPをPCで買うと本当に安い?
- A
2026年8月14日時点では、購入できる全ティアでPC版の方がVP単価が安く、PS5版で最も効率のよい15,180円ティア(約1.38円/VP)でもPC版で最も効率の悪い610円ティア(約1.22円/VP)より高い結果でした。10%引きのPS Storeカードを使っても、PC版の方が46円安く150VP多く手に入ります。
- QPC版VALORANTを起動しなくても課金だけできる?
- A
自分の場合は、PC版を起動してチュートリアルを最後までクリアし、ホーム画面に進むまでVP購入画面を開けませんでした。スキップできるオプションは見つからなかったので、チュートリアルのクリアが必要と考えてください。
- QPS5のランクはPC版に引き継がれる?
- A
引き継がれません。PC版とコンソール版でランク・MMRが独立して管理されているためで、PC版を初めて起動すると「ランクなし」の状態で表示されます。仕様であり、PS5側のランクが消えたわけではありません。




コメント