本記事について
ソニー・インタラクティブエンタテイメントにより「PSVR2」が開発中だということは公表されていましたが、正式にそのPS5用次世代VRデバイスの名称が『PlayStation VR2』であることが発表されました。
本体と併せて、コントローラーの名称も『PlayStation VR2 Senseコントローラー』に決定したことが発表されており、本体と共に製品の主な仕様が公開されています。
ヘッドセットの「ヘッドセットフィードバック」や「視線トラッキング」、コントローラーはPS5用コントローラーのDualSenseと同様「ハプティックフィードバック」や「アダプティブトリガー」を搭載しており、没入感にかなり期待が持てる仕様となっています。
今回は『PlayStation VR2』向けに発売予定または発売される可能性が高いゲームと、個人的に今後発売されそうだと思うゲームを12個まとめていきたいと思います。
『PlayStation VR』用のゲームも既にゲームのラインナップが充実していますが、それでもまだ「PS VR」で遊べないVRゲームも数多く存在します。今回の記事でご紹介するようなVRゲームが『PlayStation VR2』発売を機にPSプラットフォーム向けに発売すれば嬉しいですね。
正式に発表されている「PS VR2」のゲームは現状Horizonの1作のみですが、「こういうのが出たらいいな、出そうだな」と思うゲームを含めてご紹介していきたいと思います!
発売が確定している/可能性が高いゲーム
Horizon Call of the Mountain(正式発表済み)
PS VR2の正式名称の公表と共に発表されたのが大人気オープンワールド・アクションアドベンチャーの『Horizon』のVRゲームである『Horizon Call of the Mountain』です。ティザートレーラーも既に公開されています。
グラフィックもめちゃくちゃキレイで、これだけ力を入れたゲームが次世代VRデバイスでできると思うとヨダレが止まりませんね!
動画内でも説明されていますが、こちらのゲームは『PlayStation VR2』向けのゲームとして一から開発されており、PS VR2の性能や専用コントローラーの機能を余すこと無く活用した作品になることが予想できます。
2022年2月18日には『Horizon』シリーズの最新作である『Horizon Forbidden West』が発売される予定ですが、VRゲームの『Horizon Call of the Mountain』は追加コンテンツという形ではなく、スタンドアロンのVRゲームとなりそうですね。
本編の『Horizon』シリーズの主人公「アーロイ」ではなく新しい主人公を据えながら、懐かしいキャラクターも登場するみたいです。今後の詳細発表が待ち遠しいですね。
Pavlov VR
『Pavlov VR』はSteamで早期アクセス版が発売されているマルチプレイ用シューター(FPS)です。現代を舞台にしたカジュアル寄りのシューターで、『Call of Duty』等に近いと言えば分かりやすいでしょうか。
こちらのゲーム、公式に発表されているわけではないですが、Pavlovの開発元であるVankrupt Games CEOのDavid Villarreal氏のTwitterにて、PlayStationプラットフォームでの発売が決まっていること、加えてそれが「PSVR2」向けとなる旨を発言されています。
PSVR2, psvr1 doesn’t have the fidelity for Pavlov
— davevillz (@davevillz) March 29, 2021
まだ正式発表されているわけではないですが、CEOがこう言っているのでいずれは発売される可能性が高いのかな、と思います。発売されれば「PSVR2」でマルチプレイシューターをする上での決定版となりそうですね。
RUNNER
2021年の4月頃に既にPS5のVRデバイス向けに開発中ということで公式トレーラーが公開されていたのが『RUNNER』というゲームです。
動画内の機体のデザインを見ていただくと分かる通り、あの有名な「AKIRA」というアニメにインスパイアされたVRレーシングアクションゲームみたいです。
運転しながら敵を倒していくハイスピードアクションゲームになるようですね。車両の種類やカスタマイズ要素、レース中のパワーアップアイテムや敵機体も豊富なようです。
発売日などはまだ発表されていないので、今後の続報に期待ですね。
PS5で発売済み/発売予定のゲームのVR版
バイオハザード ヴィレッジ
前作の『バイオハザード7 レジデント イービル』が全編「PS VR」対応しているので、『バイオハザード ヴィレッジ』についてもいずれVR対応してくれるんじゃないかと予想しています。
前作でわかりましたが、やはりホラーゲームとVRの相性はめちゃくちゃ良くて、「そこにいるという恐怖」がVRデバイス越しにヒシヒシと感じられます。
『バイオハザード ヴィレッジ』は今後追加コンテンツも予定されているので、今後それに併せてPS VR2への対応なども発表されないかなぁ、と妄想してたりします。
ちなみにこのブログで本ゲームについて書いたゲームレビューも書いていますので、ご興味あればご一読いただけると嬉しいです。
グランツーリスモ7
VRといえばレーシングゲームも鉄板のジャンルです。運転席に座って運転する感覚がVRだとより現実に近い形で体験できるようになります。
2022年3月4日に発売予定の『グランツーリスモ7』ですが、『PlayStation VR2』との親和性も高そうですし、次世代VRデバイスで高クオリティの「グランツーリスモ」ができる未来を考えるとワクワクしてしまいますね。
残念ながら「PS VR2」への対応については特に公表されていませんが、密かに期待したいところです。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク
「Horizon」と同様に、同じく2022年に発売予定のPS独占タイトルである『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』もVRゲームになればという期待を胸に、エントリーさせてもらいました。
何も公表されているわけではないので妄想の域を出ませんが、「Horizon」と同じくらい美麗グラフィックの「God of War」シリーズもVRでできたら楽しそうだなあ、と思っています。
初代PS VRで人気を博したゲームの続編
ASTRO BOTの続編
PS5の本体に無料ゲームとしても付いてきたASTRO BOTですが、初代「PS VR」向けにも『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』というゲームが発売されています。
「PS VR」独占タイトルとして特に人気の高いゲームです。3DアクションゲームをVR化したもので、目の前に広がるステージを360°見渡しながら仲間を救出していくゲームになっています。
初代「PS VR」用の『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』もハード発売から2年後に発売されたので、「PS VR2」と同時リリースにならない可能性もありますが、いずれは続編が出るんじゃないかなぁ、と予想しています。
他VRデバイスで好評でまだPS VRに無いゲーム
Half-Life: Alyx
Valve社開発の2020年3月23日に発売した『Half-life: Alyx』は歴史的な名作として大人気の『Half-Life 2』の前日譚となるシングルプレイヤー用シューターゲームです。
先日IGN US社が「ゲームのオールタイムベストTOP100」を掲載しましたが、その中で唯一のVRゲームとして26位の座を獲得したゲームです。
VRゲームとして最高のゲームと名高い作品ですが、「PS VR」では未だ遊ぶことができません。
『Playstation VR2』向けの対応については特に公表されていませんが、開発元のValveは他のプラットフォームでのリリースについて「可能性は否定していない」と発言しています。
現状このゲームをプレイするにはそれなりに高性能なPCを持っている必要があります。もしPS5のマシンパワーを活かして『Playstation VR2』でもプレイ可能となれば遊んでみたい方も多いのではないでしょうか。
今後の可能性に期待したいと思います。
Onward
前述した『Pavlov』がカジュアル寄りだとしたら、『Onward』は超本格マルチプレイ用シューターとも呼べるゲームです。
銃の種類やカスタムできる銃のパーツも豊富ですが、特筆すべきは銃での撃ち合いのリアリティを体験できるゲーム性です。
VR用のFPSシューターといえば『Pavlov』か『Onward』と比較されることも多いです。全体的なプレイ感覚としては『Pavlov』と比べると『Onward』はより慎重さや正確さが求められるゲームになります。
以下はその両者の比較動画です。
『Playstation VR2』向けに出ることは特に言及されていませんが、もし『Pavlov』が発売されることになれば『Onward』の対応にも期待したいところですね。
POPULATION: ONE
一世を風靡したバトルロイヤル系のゲームですが、そのVR版となるのが『POPULATION: ONE』というゲームです。
BigBox社が開発し2020年10月22日にリリースされたゲームですが、ポップな雰囲気や建築要素もあることを考えると『Fortnite』に近いゲーム性といえるでしょう。
手を広げて滑空したり、壁をよじ登ったりするのも楽しいので、こちらも是非「PS VR2」に来て欲しいゲームの一つです。
Oculus Quest 2専用の名作ゲーム
VR版『バイオハザード4』
「バイオハザード」シリーズの中でも様々なハードで出ているのが『バイオハザード4』ですが、そんなゲームが『Oculus Quest 2』向けにVRゲームとして生まれ変わって2021年10月21日にリリースされました。
数多くのハードに移植されていますが、VR版はまさに「新生バイオハザード4」と呼べるほどVRゲームとして一から作り直されています。
自分も何度もクリアしたバイオ4ですが、いざ目の前にバイオ4の世界が広がると2005年に発売したゲームでもまだまだ新しい発見があり、敵がいつの間にか後ろに近づいていたりすると心臓が止まりそうになります。
『Oculus Quest 2』専用として目玉のゲームでもあるので、ハードルは高い気はしますが、元々ニンテンドーゲームキューブで発売したゲームが様々なハードで出ている作品でもあるので、いずれは『PlayStation VR2』でも発売される可能性はあるんじゃないか、、、あったらいいな、、、と思ってます。
VR版『Grand Theft Auto: San Andreas』
『バイオハザード4』に続いて、GTAシリーズより『Grand Theft Auto: San Andreas』も『Oculus Quest 2』向けにVR版が発売されることが発表されています。
Experience the iconic, open-world of Grand Theft Auto: San Andreas in an entirely new way. This @RockstarGames classic is in development for Oculus Quest 2. More details soon. #FBConnect https://t.co/fMPTmTFv6W pic.twitter.com/bz6YFGxRHH
— Oculus (@oculus) October 28, 2021
現在『Oculus Quest 2』向けに開発中の段階なので、PSプラットフォーム向けの対応がされるとしてもまだまだ先の話かもしれませんが、バイオハザード4と同様にこういった名作が『PlayStation VR2』向けにもどんどん出てくれると嬉しいですよね。
いつか出ることを期待していたいと思います。
さいごに
以上が、『PlayStation VR2』で発売予定/発売しそうだと思うゲームのまとめでした。
『発売の可能性が確定している/高いゲーム』のセクションでご紹介しているゲーム以外は自分の想像で書いているので、発売されない可能性もあります。何卒ご了承いただければと思います。
『PlayStation VR2』の今後の続報、楽しみに待っています!
おまけ:『PlayStation VR2』の詳細スペック
以下、リリース文より引用:
<PlayStation VR2の主な仕様>
ディスプレイ方式 | 有機EL |
パネル解像度 | 左右の目それぞれに2000×2040の映像を表示 |
パネルリフレッシュレート | 90Hz、120Hz |
レンズ間距離 | 調整可能 |
視野角 | 約110度 |
センサー | モーションセンサー: 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度) 装着センサー: IR近接センサー |
カメラ | トラッキングカメラ×4 (VRヘッドセット、VRコントローラートラッキング用) IRカメラ×2 (視線トラッキング用) |
フィードバック | ヘッドセットの振動 |
PS5との通信 | USB Type-C® |
オーディオ | 入力: 内蔵マイク 出力: ステレオヘッドホン端子 |
<PlayStation VR2 Senseコントローラーの主な仕様>
ボタン | [右] PSボタン、オプションボタン、アクションボタン(○ボタン/×ボタン)、R1ボタン、R2ボタン、右スティック/R3ボタン [左] PSボタン、クリエイトボタン、アクションボタン(△ボタン/☐ボタン)、L1ボタン、L2ボタン、左スティック/L3ボタン |
センシング/トラッキング | モーションセンサー: 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度) 静電容量式センサー: 指検知 IR LED: ポジショントラッキング |
フィードバック | トリガーエフェクト(R2/L2ボタン)、ハプティックフィードバック(各コントローラーにつき1つのアクチュエーターを搭載) |
端子 | USB Type-C®端子 |
通信 | Bluetooth® Ver5.1 |
電池 | 種類: 内蔵型リチウムイオン充電池 |
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