はじめに
カプコン社開発のPS5版が2021年5月8日に発売したゲーム、『バイオハザードヴィレッジ』(別名:バイオハザード8、略称:バイオヴィレッジ・バイオ8、英語名:Resident Evil Village)をクリア&トロフィーコンプリートしました。
PS4版も同日発売、通常版(CERO:D)とZ Version(CERO:Z)の2つのバージョンが発売したゲームです。なお、僕は北米版を購入・プレイしました(理由は後述)。
プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます。
※直接的なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。
総評・評価
次世代機に変わり更に綺麗になったグラフィックと立体感のあるサウンド!
今PS5で遊べるホラーゲームの中でトップレベルの面白さです。
バイオハザードシリーズも気づけばナンバリングが8まで来ました。本編のシリーズでいうとリメイクを含めると13作目になりますが、ゲームシステムは7と同様のFPS方式となっており、ストーリーも7の続きを取る形になっています。
以下に良かった点をまとめます。
以下に気になった点をまとめます。
5.0/5.0
参考プレイ時間:10時間(クリアまで)、35時間(トロコンまで)
バイオハザード シリーズについては以下の作品をプレイ済みです。
- バイオハザード1~7、0、CODE:Veronica
- バイオハザードRE:2~3
- バイオハザード リベレーションズ
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ
良かった点
先が気になる衝撃展開のストーリー
最序盤こそ穏やかな立ち上がりで始まりますが、それ以降はジェットコースターに乗っているような怒涛の展開が続きます。7と同様のFPS方式を取っているというのもあり、目の前で起こる様々な出来事から最初から最後まで目が離せませんでした。
今作はホラーゲームでありながらも根幹にあるのは家族愛の話です。いつ何が飛び出してくるか分からない恐怖と戦いながら、このメインのストーリーがどうしても気になりプレイし続けてしまう行為が、一見相反しているようで、うまく相乗効果が生まれていたと思います。
恐怖という意味では特に中盤では今までのバイオシリーズではなかった、ホラーに振り切ったステージがあり、YouTubeでもリアクション動画が相当数投稿されてますね。実は僕もめちゃくちゃビビりながらやりました…。今思い返すとお化け屋敷のような楽しいステージです。
美麗グラフィックと立体感のあるサウンド
ゲームエンジンとしては7と同じ「REエンジン」を使用していますが、PS5になったことにより更にグラフィックのクオリティも向上しています。
グラフィックのスペックもさながら、今回の舞台となるヨーロッパのお城の中や村の景色は息を呑むほど美しく、ずっとこの中で雰囲気を味わっていたいと思ってしまう程でした。
また、PS5の3Dオーデイオもあってか、立体感のあるサウンドが素晴らしかったです。例えば窓から入り込む風の音音だったり、自キャラから発せされる足音だったり、ちょっとしたサウンドでも印象に残っているものが多いです。
グラフィックとサウンドによってゲームの面白さが引き上げられていると感じました。
バイオ4と7の良いとこ取りをした様なゲーム性
今作はバイオ7の良いところを引き継ぎながら、同じくヨーロッパが舞台となったバイオ4の要素を多分に取り込んでいます。
今作のアイテム管理システムはバイオ4と同様、マス目上でアイテムを管理してうまくアイテムを収納していくシステムを踏襲しています。また、武器商人から武器を購入したりアップグレードできたりするのもバイオ4を彷彿とさせます。
バイオ4ではアクション要素が強くなりましたが、今作も7と比べると敵の数が多く、戦闘要素がより強まっています。倒した敵がアイテムを落とすシステムも同じですね。
シリーズ人気を再び盛り上げた7と、未だ名高い人気を誇る4のシステムをうまく融合させた8が、面白くないわけがないです。
気になった点
バイオ7をクリア済みの前提のストーリー
今までのバイオシリーズはそれぞれが単体でストーリーが完結していましたが、今作はバイオ7の直接的な続きの話となっています。故に、バイオ7をクリア済みの人でないと完全にストーリーを理解するのは難しいです。
もちろん大枠の話を理解するのは可能だと思いますし、ゲーム内で前作の簡単なあらすじを確認することはできますが、やはり自分で体験してプレイするのとあらすじを読むのとでは感情移入の具合が全然違うと思います。
あらすじを読んじゃうとバイオ7のネタバレになってしまいますね。
バイオ8をプレイする前に、是非7をプレイしてもらいたいです。
日本版での表現規制について
バイオ7もそうでしたが、今作も日本版では通常版・Z Version共に表現規制がされています。具体的には頭部の欠損表現と、出血表現が規制されています。
国産のゲームなのに日本版が規制されているのはどういうことなんだ…とは感じつつも、バイオ7みたいにイベントの内容が大きく変更されているわけではないのが唯一の救いですね。
バイオ7の表現規制の内容をクリア後に知ったショックは今でも忘れられません…。
バイオ7の時の教訓もあり、僕は規制がされていない生の状態のバイオをやりたかったので、海外版を購入しました。
同梱の『バイオハザード RE:バース』は本当に出るの?
本作と同梱されていた、オンラインマルチプレイゲームの『バイオハザード RE:バース』。バイオ25周年記念に開発されたこちらのゲームはバイオ8と同時期である2021年夏にサービス開始予定だったのですが、「プレイ品質向上」のために2022年に延期となりました。
バイオシリーズはマルチモードが実装されていることも多く、正直個人的にはどれもすごくハマったことがなかったのですが、本作に関しては1・2試合やった後に、もういいかな…と思ってしまう程の出来になってしまっていました。
バイオ8自体の出来は非常に良く、バイオハザード RE:バースは本作の評価とは別枠で捉えてますが、2022年に本当にサービス開始するのか?開始したとしてプレイする人はいるのか?というのは正直疑問です。
まとめ
バイオ7・8と続いて、バイオの原点である「ホラーゲーム」というものの恐怖に立ち返った本シリーズ。2作共にかなりハマって、プレイするのがとても楽しかったです。
本作のタイトルには色々な意味が込められています。VILLAGE(英語で村の意味)とローマ数字のVIIIのダブルミーニングだけかと思いきや、もう一点、ロゴをよく見るとVII.I.という表記になっており、バイオ8は実質バイオ7.1で7の続きの話なんだ、という風にも捉えられます。
考えた人、すごいですね…!
本作は追加DLCが出ることも発表されています!
どの様な話になるのか、今からとても楽しみです(^^)
では!
トロフィーについて
ストーリーモードはトロコンまで最低3周する必要があるものの、ボーナスの武器や無限弾を使えば周回がかなり速く終わるので、そこまで苦じゃありません(例の中盤のパートを何回も周回するのは精神的に辛いですが笑)。
プレイスキル的に問われるのはマーセナリーズモードのトロフィーです。全8ステージでSランク以上を取るトロフィーがストーリーモードのどのトロフィーよりも難易度が高く、特に後半4ステージは何度もやり直して練習する必要があると思います。
個人的に一番苦戦したのはFactory 2でした。
ストーリーモードとマーセナリーズのトロフィーで合計35時間程かかりました。ご参考まで。
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