【ドラクエ7リメイク】原作PS版クリア勢がトロコン後の正直レビュー&トロフィー概要

PS5

はじめに

現代に蘇ったドラクエ7として、今の人が遊びやすいようにテンポを重視した作りでした。

スクウェア・エニックスとヘキサドライブが開発し、スクウェア・エニックスが2026年2月5日に発売したゲーム、『ドラゴンクエストVII Reimagined』(別名:ドラクエ7リメイク、ドラクエ7リイマジンド、英語名:Dragon Quest VII Reimagined)のPS5版を、クリア&トロフィーコンプリートしました。

今作は、2000年にPlayStationで発売された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を3DCGで作り直したリメイク作品です。僕は学生時代にこの原作のPS版をクリアしています。原作と比べながら、プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます。

※直接的なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。

正式名称ドラゴンクエストVII Reimagined(読み:リイマジンド、英語名:Dragon Quest VII Reimagined)
発売日2026年2月5日(木)※Steam版のみ2026年2月6日(金)
価格8,878円(税込・通常版のパッケージ版/ダウンロード版)
対応機種PS5 / Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Steam / Microsoft Store on Windows
ジャンルRPG
開発元スクウェア・エニックス / ヘキサドライブ
発売元スクウェア・エニックス
CEROB(12才以上対象)
メタスコア83(PS5版)
原作ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(PlayStation、2000年発売)
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総評・評価

やりすぎといえるほどストレスを感じない快適さでした。ただ、そのぶん原作で味わった達成感は薄れた気がします。

原作はボリュームがかなりあり、僕の記憶では遊び方によってクリアまで100時間かかることもありました。それに比べて今作はテンポがかなり良くなっていて、僕はクリアまで約40時間でした。快適さの面ではほとんど文句がない一方で、その快適さが印象の残りにくさにもつながっています。理由は、良かった点・気になった点のそれぞれで詳しく書いていきます。

以下に良かった点をまとめます。

  • テンポ重視の作りで、ストレスなく遊べる
  • 職業の「かけもち」で育成しやすく、組み合わせを考えるのが楽しい
  • 石版でめぐるオムニバスの物語と、原作の不満を解消する追加要素

以下に気になった点をまとめます。

  • 快適になりすぎて、印象に残りにくい
  • 防具が見た目に反映されない
  • ラッキーパネルの周回が面倒
評価

4.0/5.0

参考プレイ時間:約40時間(クリアまで)、約50時間(トロコンまで)

原作の物語の良さはそのままに、遊びやすさを大きく底上げしたリメイクでした。

ドラゴンクエストシリーズについては以下の作品をプレイ済みです。

  • ドラゴンクエストI・II – GB、1999年発売
  • ドラゴンクエストIII そして伝説へ… – PS5、2024年発売
  • ドラゴンクエストIV 導かれし者たち – DS、2007年発売
  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 – PS2、2004年発売
  • ドラゴンクエストVI 幻の大地 – DS、2010年発売
  • ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち – PS、2000年発売
  • ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 – PS2、2004年発売
  • ドラゴンクエストIX 星空の守り人 – DS、2009年発売
  • ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて – PS4、2017年発売

『ドラゴンクエストVII Reimagined』のPS5・Nintendo Switch 2・Nintendo Switchのパッケージ版はこちらです。

良かった点

  • テンポ重視の作りで、ストレスなく遊べる
  • 職業の「かけもち」で育成しやすく、組み合わせを考えるのが楽しい
  • 石版でめぐるオムニバスの物語と、原作の不満を解消する追加要素

テンポ重視の作りで、ストレスなく遊べる

今作でいちばん強く感じたのは、原作と比べたテンポの良さです。バトルはサクサク進みますし、バトルスピードの変更やオートバトルもあります。敵はフィールド上に姿が見えているシンボルエンカウントなので、戦うか避けるかを自分で選べます。自分より弱い敵なら、フィールドで攻撃するだけで倒せることもあります。

炎の山・5層を進むパーティと、前方に見えている魔物のシンボル
炎の山・5層。前方に魔物の姿が見えているので、戦うか避けるかを選べる(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

フィールドも原作よりまとめられていて、ダンジョンのマップもすっきりした印象でした。物語も、本筋との関わりが薄い部分がカットされたり、一部の話の内容や順番が変えられたりしています。こうした変更が重なって、遊んでいてストレスを感じる場面がほとんどありません。

移動の面でも、フィールドではダッシュで一気に駆け抜けられます。メニュー画面もタブで切り替える形に新しくなり、見たい情報を開きやすくなりました。

職業の「かけもち」で育成しやすく、組み合わせを考えるのが楽しい

今作では、物語が進んで転職できるようになると、ふたつの職業を「かけもち」できるようになります。原作にあったモンスター職は無くなり、人間の職業どうしを組み合わせる形になりました。

転職画面の職業一覧と、仲間それぞれの今の職業
転職画面。職業ごとのランクと、仲間それぞれの今の職業が並ぶ(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

このかけもちのおかげで、キャラクターの育成がしやすくなっています。それだけでなく、どの職業とどの職業を組み合わせると強いビルドになるかを考えるのも楽しかったです。

職業にはそれぞれ「職業とくせい」という特殊な能力があり、戦闘中にバーストを発動したときに効果を発揮します。かけもちしたふたつの職業はステータスや特技にも影響するので、組み合わせしだいで育て方の幅が広がる作りです。

特に楽しかったのは、ストーリーをクリアした後です。クリア後は攻略しがいのある強い敵が出てくるので、強い組み合わせを考える意味が出てくるのは、こうした強敵に対してこそだと感じました。クリア後に行ける隠しダンジョンと、その奥で待つ強敵は、原作にもあった要素です。今作ではそれに加えて「闘技場」が新しくできていて、物語の終盤から挑めるほか、クリア後にはさらに手ごわい連戦も追加されます。

石版でめぐるオムニバスの物語と、原作の不満を解消する追加要素

集めた石版を使って別の世界へ渡り、各地で起きる出来事を解決していく流れは原作と同じです。これは原作の力でもありますが、さまざまな話をオムニバス形式で楽しめるのはやはり良いですね。

仲間のキーファが主人公に石版を見せる場面
仲間のキーファが主人公に石版を見せる場面(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

今作では、こうした物語の場面が、人形のような温かみのある3DCG「ドールルック」で描き直されていて、ボイスも追加されています。

訪れる世界の話には、思った以上にダークな展開も多く、理不尽な目にあう人物も出てきます。こうした重めの話が、僕の好みに合っていました。

また、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、物語の途中でパーティを離れる「あの人」のまわりに追加要素が入っています。原作を遊んだ人ならどこのことか見当がつくと思いますが、原作で物足りなかったところがきちんと補われていました。

気になった点

  • 快適になりすぎて、印象に残りにくい
  • 防具が見た目に反映されない
  • ラッキーパネルの周回が面倒

快適になりすぎて、印象に残りにくい

遊びやすくなったぶん、正直なところあまり印象に残りにくいゲームになっているのではないかと感じました。

学生時代に原作を遊んだときは、石版集めも含めてかなり苦労しながら進めていて、ようやくクリアできたときの達成感はかなりのものでした。

一方、今作は「石版ガイド」や「石版リスト」、地図のヒントで次に向かう場所の手がかりをつかめます。ダンジョンでも画面にミニマップが出ますし、途中には女神像があって、調べるとHPとMPが全回復し、冒険の書に記録(セーブ)もできます。

炎の山・6層の光る女神像の前に立つ主人公と、画面左下のミニマップ
炎の山・6層。画面左下にミニマップが表示され、奥の光る女神像を調べるとHPとMPが全回復する(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

色々な面で快適になったので、遊んでいて楽しいのは間違いありません。ただ、そのぶん苦労して乗り越えた場面が少なく、初めて遊ぶ人の記憶にはあまり残らないのではないかと思いました。

防具が見た目に反映されない

これは原作からそうなので仕方ない部分もあるのですが、防具を変えてもキャラクターの見た目に反映されないのが少し気になりました。武器と盾は見た目に反映されます。

パーティ画面。兜と鎧を装備しているが、主人公の見た目は緑の服と帽子のまま
パーティ画面。兜と鎧を装備していても、見た目は緑の服と帽子のまま。剣と盾は表示されている(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

せっかく手に入れたかっこいい防具や可愛い防具も、パラメーターが変わるだけで、見た目では楽しめないのが残念でした。

なお、今作には防具とは別に、見た目だけを変える「見た目装備」があり、パーティ画面からR3ボタンで着せ替えられます。早期購入特典の「トロデーンの服」や、体験版の特典の「おやすみワンピース」も、この見た目装備です。ただ、見た目装備はかなり数が限られています。

ラッキーパネルの周回が面倒

強い武器を手に入れたり、トロフィーのためにアイテムをコンプリートしたりするには、ラッキーパネルを何度も遊ぶ必要があります。これが正直かなり面倒でした。今作ではカジノが無くなりましたが、ラッキーパネルは残っています。

ラッキーパネルに成功したときの画面
ラッキーパネルに成功したときの画面(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

欲しいアイテムが手に入るかどうかは完全に運次第です。トロフィーで鬼門になるのはアイテムコンプです。ラッキーパネルでしか手に入らないアイテムがいくつかあるため、それが出るまで続けるしかない仕様になっています。まだ持っていないアイテムが優先して出ているような印象は受けましたが、それでも何度も遊ぶ必要がありました。

僕は動画を見ながらひたすら続けました。運が良かったのか3時間ほどで終わらせられましたが、個人的には結構つらい時間でした。

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DLCについて

有料のDLCは次の3つで、3つをまとめた「追加DLC3点セット」は2,200円(税込)です。

  • 闘技場「伝説への道」(880円):闘技場で「はじまりの魔竜」「破壊の邪神」「闇の大魔王」の3体と戦える
  • DQXI勇者一行なりきり衣装セット(770円):『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のキャラクターになれる見た目装備7点
  • 冒険お役立ちもりもり福袋(550円):獲得経験値や獲得ゴールドが増える「心」、武器、種、やくそうなどのアイテムセット

僕は購入必須とは感じませんでした。ただ、闘技場「伝説への道」では、魔王たちを倒すと「ロトのつるぎ」などが報酬として手に入るので、そこには魅力を感じました。

早期購入特典は、主人公の見た目が『ドラゴンクエストVIII』の主人公の服になる見た目装備「トロデーンの服」と、職業ランクが1上がる「熟練のたね」3個でした。対象はパッケージ版の初回生産分と、2026年3月4日までに購入したダウンロード版で(Steam版は3月6日1:59まで)、配布はすでに終わっています。ただ、熟練のたねはちいさなメダルの景品や闘技場の報酬など、ゲームを進めても手に入ります。

まとめ

原作で不満が残っていた部分も解消されていて、受け入れやすいストーリー展開でした。原作をクリアした人にも、ぜひ遊んでみてほしい一本です。

『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、今の時代に遊ぶドラクエ7として、満足できる出来でした。

気になった方は、無料の体験版「旅のはじまり先行プレイ版」で遊んでみるとよいと思います。冒険のはじまりから、最初にたどり着く世界「ウッドパルナ」をクリアするまで遊べます。

体験版のセーブデータは製品版に引き継げます。条件は、製品版を遊ぶゲーム機やPCの中に、同じアカウントで作った先行プレイ版のセーブデータがあることです。パッケージ版・ダウンロード版のどちらでも引き継げますが、別の機種へは引き継げません。また、キャラクターのレベル・職業ランク・所持できるゴールドには上限があります。

製品版の冒険の書の画面で、先行プレイ版の続きからを選べる表示
製品版の冒険の書の画面。先行プレイ版の記録があると「先行プレイ版の続きから」を選べる(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

さらに、先行プレイ版のセーブデータがあると、製品版でマリベルの見た目装備「おやすみワンピース」を特典として受け取れます。受け取り方は、製品版のメニュー画面にある「プレゼント受け取り」からです。条件は引き継ぎと同じく、同じアカウントで作った先行プレイ版のセーブデータが、製品版を遊ぶゲーム機やPCの中にあることです。

PS5・Nintendo Switch 2・Nintendo Switchのパッケージ版はこちらです。

トロフィーについて

トロフィーは全部で61個で、プラチナトロフィーもあります。取り逃すと取れなくなる時限要素は無いので、自分のペースで進めて大丈夫です。

PS5のゲーム一覧で、ドラゴンクエストVII Reimaginedのトロフィーが100%・61/61、プラチナ獲得と表示されている
PS5のゲーム一覧。トロフィーは100%(61/61)でプラチナ獲得(筆者撮影)

いちばんの難所は、収集アイテムリストをコンプリートするトロフィー「アイテムコレクター」です。アイテムコンプにはラッキーパネルの景品も必要になるので、気になった点で書いたとおり、最後は運次第のラッキーパネルを何度も遊ぶことになります。僕はトロコンまで約50時間で、そのうち最後の3時間ほどがラッキーパネルでした。

アイテムコンプ以外は、そこまで苦労するトロフィーはありませんでした。僕は、ガボの特技「たからのにおい」を使ってアイテムを集めつつ、ゲーム内の「せんれき」にある討伐モンスターリストで、そのマップに出るモンスターを確認しながら進めました。たからのにおいは、今いるフロアやマップでまだ拾っていないアイテムの数が分かる特技です。

せんれきメニューの討伐モンスターリスト。エンゴウ周辺で倒したモンスターの種類が5/5と表示されている
「せんれき」の討伐モンスターリスト。地域ごとに、出るモンスターと倒した種類の数が分かる(ドラゴンクエストVII Reimaginedより筆者撮影)

こうして進めておけば、取り逃しはかなり減らせます。ただし、たからのにおいを使っても反応しないちいさなメダルが一部ありました。ちいさなメダルを全部集めるトロフィーを狙う方は、そこだけ注意してください。とはいえ、取り逃してもあとから取りに行けるので、焦る必要はありません。5枚まとめて足りないときは、現代のレブレサックの村を探してみてください。集めた枚数は、同じ「せんれき」の「メダル手帳」で確認できます。

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よくある質問

Q
ドラクエ7リメイク(Reimagined)はクリアまで何時間かかりますか?
A

僕の場合、クリアまで約40時間、トロコンまで約50時間でした。原作はボリュームがかなりあり、僕の記憶では遊び方によってクリアまで100時間かかることもありましたが、今作はテンポが良くなったぶん、クリアまでの時間はかなり短くなっています。

Q
原作(PS版)から何が変わりましたか?
A

いちばん大きく変わったのはテンポです。バトルスピードの変更やオートバトルがあり、敵はシンボルエンカウントになりました。フィールドはまとめられ、物語も本筋との関わりが薄い部分がカットされています。職業はふたつを「かけもち」できるようになり、モンスター職は無くなりました。物語の途中でパーティを離れる人物のまわりには追加要素もあります。一方で、防具が見た目に反映されないのは原作と同じです。

Q
トロコンは難しいですか?取り逃し要素はありますか?
A

取り逃すと取れなくなる時限要素は無く、難しいのはアイテムコンプのトロフィー「アイテムコレクター」くらいです。アイテムコンプにはラッキーパネルの景品も必要で、手に入るかは運次第なので、僕は最後の3時間ほどをラッキーパネルに使いました。それ以外は、「たからのにおい」と討伐モンスターリストを見ながら進めれば、そこまで苦労しません。DLCが無くてもプラチナは取れます。

Q
体験版はありますか?セーブデータは製品版に引き継げますか?
A

はい、無料の体験版「旅のはじまり先行プレイ版」があり、最初の世界「ウッドパルナ」をクリアするまで遊べます。セーブデータは、同じアカウントで作ったものが製品版を遊ぶゲーム機やPCの中にあれば引き継げます(別の機種へは不可、レベルなどに上限あり)。先行プレイ版のセーブデータがあると、製品版でマリベルの見た目装備「おやすみワンピース」も受け取れます。


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