【プレイグ テイル -イノセンス-】ラスアスファンのトロコン後の正直レビュー&トロフィー概要

レビュー&トロフィー概要。ラスアス好きはプレイ必須!完成度の高いダークなゲームPS5
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はじめに

Asobo Studio社開発のPS5版が2021年7月6日に発売したゲーム、『プレイグ テイル -イノセンス-』(英語名:A Plague Tale: Innocence)をクリア&トロフィーコンプリートしました。

ちなみにPS4版は2019年11月28日に発売しています。PS5版ではグラフィックやロード時間の向上、DualSenseコントローラーへの対応等が行われました。

プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます

直接的なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。

今作はCEROレーティングがZの18歳以上のみ対象のゲームです。相応にグロいシーンも出てきますので、プレイされる際はご注意ください。

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総評・評価

全体的な完成度も高く、ダークなヨーロピアンな雰囲気・兄弟愛推しな人もおすすめ

プレイ感や雰囲気がラスアスに似ているので、ラスアスが好きな人には特におすすめ

このゲーム、他のゲームで例えるなら、序盤はICOのように無力なキャラが2人で手をつなぎながら進んでいき、後半はできることが徐々に増えThe Last of Us(ラスアス)のようになっていく…という感じでした。

ちらほらとYouTubeのおすすめ動画で出てきたり、Metacriticsの評価も高かったので、あまり日本では話題に上がらないゲームですが前々から気になっていました。

以下に良かった点をまとめます。

  • 自然な感情移入が可能なストーリー
  • ステルスとパズルの丁度良い難易度設定
  • 錬金術によって道を切り開く手段が増える

以下に気になった点をまとめます。

  • 戦闘の操作のし辛さ
  • ゲーム性の新鮮味はそこまでない
  • 人によっては苦手な描写があるかも
評価

4.0/5.0

参考プレイ時間:8時間(クリア&トロコン同時)

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良かった点

  • 自然な感情移入が可能なストーリー
  • ステルスとパズルの丁度良い難易度設定
  • 錬金術によって道を切り開く手段が増える

ストーリーと自然な感情移入

このゲームは他のゲームでは中々ない舞台設定になっています。14世紀のフランスを背景に、異端審問や疫病などの脅威が広がる中、当時の暗黒時代の渦中に主人公たちも巻き込まれていく…というのがおおまかなストーリーです。

僕自身あまりこの時代背景に詳しくなかったのもあり、当時の町並みを歩くだけで当時はこういうところが本当にあったのかなあ…と序盤は半分観光しているような気分になりました。主人公たちは全然観光する余裕はない状況なんですけどね。

ゲーム内に出てくる序盤の町並みの画像
ゲーム内に出てくる序盤の町並み

当時の人たちが、こんな状況の中どのように暮らしていたんだろうと、詳しくないが故にどこまでが本当でどこからがフィクションなのかの境目がわからず、それによってストーリーのリアリティをより感じられました。

このゲームの主人公はアミシアという15歳の女の子とユーゴという5歳の男の子、二人の幼い子どもたちです。プレイヤーが主に操作するのはアミシアですが、最初のうちはとある理由でまだ距離感がある二人はストーリーが進むうちに徐々に仲が深まっていき、僕自身も同じように主人公たちを早くこの最悪な状況から救ってあげたい、という気持ちになっていきました。

アミシアとユーゴの画像
アミシアとユーゴ

ユーゴは5歳らしく、わがままな振る舞いをする事もあります。勝手にどっかに行っちゃったり、アミシアの言うことを聞かなかったり。でも徐々にプレイヤー自身もユーゴの保護者みたいな気持ちになっていくんですよね。ユーゴに振り回されながら、自然に感情移入ができるストーリーだったのが良かったです。

ステルスとパズル要素の丁度良い難易度設定

主人公の二人が幼い子供たちというのもあり、途中で色んな補助アイテムは出てくるものの、主人公たちは敵に対しての攻撃能力に乏しく、基本的には持っているスリングで石を敵に当てて倒す程度に攻撃手段が限られています。

単純に敵に正面から挑むのではなく、敵に見つからないようにどう進めていけばよいのか、ステージ上の障害物をどう乗り越えて行けば良いのか、というステルス+パズル要素が混ざった構成でゲームを進めていくことになります。

基本ステルス+パズルで進めていくゲームである事を表した画像
基本ステルス+パズルで進めていくゲーム

他のゲームだと「こんなの分かるわけ無いだろ!と思わずツッコミを入れたくなるようなパズルや、何度もリトライが必要なステルスパートにもたまに出くわしますが、このゲームにおいてはストレスなく進められつつも達成感もある、丁度良い難易度設定でした。

本作は難易度を選択できないので、この丁度良い難易度感であるということがとても大事だったと思います。それがこのゲームではうまくバランスが取れてました。

錬金術によって道を切り開く手段が増える

そんなステルスパートやパズル要素を更に引き立てるのが、物語を進めるにつれて使えるようになる色々な錬金術です。錬金術はシンプルに説明するならステージ上のギミックに投げつけたり、敵に投げつけたりすることで色々な効果が出る投擲物です。

イグニファーという火をつける錬金術の画像
イグニファーという火をつける錬金術。使う場面も多い基本となる錬金術です。

覚える錬金術によって、ステージ上で考慮しないといけないことがもう一つ増えて、敵の倒し方にもバラエティが出るようになります。

ずっと同じ謎解きだけで構成されているゲームだったらすぐに飽きが来てしまいそうですが、程よいタイミングで新要素が出てくるので最後まで楽しめました。

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気になった点

  • 戦闘の操作のし辛さ
  • ゲーム性の新鮮味はそこまでない
  • 人によっては苦手な描写があるかも

戦闘の操作のし辛さ

基本的には持っているスリングで石を敵に当てて倒す程度に攻撃手段が限られている、ということをお伝えしましたが、例えばステルス中に敵に見つかった時は咄嗟にスリングで敵を倒すことでゲームオーバーを回避することも可能です。ただ、このスリングの操作性が気持ち良くないんですよね。

しっかり敵の頭を狙っているはずなのに、タイミングが合わず敵に当たらなかったりして…。強制戦闘が発生する場面もあるのですが、敵が連続で来たりすると特にこの操作性の悪さが顕著に感じられて少しストレスでした。

スリングで敵を攻撃可能な事を表した画像
スリングで敵を攻撃可能。操作性には若干の難あり

アミシアはプロの戦闘員でもないのでスリングを敵に当てるのがプロ並みじゃないのは分かるのですが、操作性の悪さによって何度かリトライが必要となった箇所もありました

ゲーム性の新鮮味はそこまでない

舞台設定については確かに他に似たようなゲームはあまりありませんが、ゲーム性においてはやはりラスアス等に似ていました。

ゲームを進めると解禁されるクラフトによって、ステージ途中でクラフト材料を拾って作業台でアップグレードを行えるようになる、という要素もラスアスにありました。全体的なストーリー展開においても主人公同士が最初は不仲だけど徐々に仲が深まっていく、というのも似ていますし、完全に一緒ではないもののやっぱりラスアスに似てる部分は多かったです。

どこかで見たようなクラフト要素を表した画像
どこかで見たようなクラフト要素

そもそも僕はラスアスも大好きなので大きな不満を持ったわけではないですし、結局このゲームも楽しかったのですが、少し気になった部分ではありました。

人によっては苦手な描写があるかも

本作は、少し調べたことがある方は見たことがあるかもしれませんが、主人公たちが結構な頻度でネズミの大群に襲われます。ネズミが苦手な方や、集合体恐怖症の方は一度動画等で確認したほうが良いかもです。

大量ネズミの参考動画

また、舞台設定もあり、残酷な描写が結構出てきます。これまた、苦手な方はご注意ください。

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まとめ

前評判を聞いて試しにプレイしてみてよかったです。隠れた良作でした。

本作は2021年7月のPS Plusのフリープレイになっていたので、すでにゲームライブラリーに入っている人もいるかも知れません。無料でできる方は是非起動してみてください!

2022年には続編の『Plague Tale: Requiem』が出ることも発表されています!今から楽しみですね!

では!

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トロフィーについて

チャプター毎に特定の条件でアンロック可能なトロフィーと、収集物に気をつけて進めていればゲームクリアと共にトロコンが可能です。僕もクリアと同時にプラチナトロフィーが獲得できました。

唯一気をつけないといけないのは、クラフトです。クラフト材料を錬金術のアップグレードに使いすぎると、場合によってはトロフィー条件が達成できなくなってしまう可能性があるので、クラフト材料の無駄遣いには注意しましょう。ちなみに僕は無駄遣いしない事を念頭に置いて進めていたら最終的には錬金術含めてすべてアップグレードすることができました。

クリアと同時に、約8時間でトロコンできました。ご参考まで。

 『プレイグ テイル -イノセンス-』のトロコンまでのプレイ時間の画像
『プレイグ テイル -イノセンス-』のトロコンまでのプレイ時間

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