【鬼武者 Way of the Sword】体験版レビュー|旧作ファンは期待していい?PS2三部作プレイ済みの正直な感想

PS5

はじめに

ゴッド・オブ・ウォーが最初の感じからリブートされたのと同じような印象。色んなところが刷新されつつ、当時の遊び心地が現代的な作りとうまく融合している感じがします。

カプコン開発・販売のPS5版が2026年9月4日に発売予定のゲーム、『鬼武者 Way of the Sword』(英語名:Onimusha: Way of the Sword)の体験版をクリアしました。

プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます。

※直接的なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。

このレビューは、拡張前の体験版のプレイ内容です

記事の内容は2026年8月19日にプレイしたときのものです。体験版は8月26日のアップデートで遊べる範囲が広がっているので、その内容は記事の後半で触れています。

正式名称鬼武者 Way of the Sword(英語名:Onimusha: Way of the Sword)
発売日2026年9月4日(金)
体験版配信日2026年6月3日
ジャンル剣戟アクション
対応機種PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2 / PC
開発元カプコン
発売元カプコン

本作は前作『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』(2006年1月26日発売)から約20年ぶりとなるシリーズ5作目です。プロデューサーの門脇章人さんは「20年の空白は最適なタイミングだった」と話しています。主人公は宮本武蔵(CV:細谷佳正さん)で、顔のモデルには三船敏郎さんが起用されています。

発売日は当初2026年9月25日として発表されていましたが、その後の適時開示で3週間前倒しされ、9月4日になった経緯があります。この前倒しが発表されたときの経緯は、以下の記事で詳しく書いています。

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総評・評価

受け流しから反撃につなげる手触りが気持ちよくて、アクションは洗練されている印象。ただ30分では物足りず、これだけで評価を決めるのは早いなという感じです。

旧作から受け継がれている部分と、新しく刷新された部分の両方が感じられる内容でした。30分では正直物足りない、逆に言えばもっと遊びたくなる体験版です。良かった点・気になった点をそれぞれ詳しく書いていきます。

以下に良かった点をまとめます。

  • GoWリブートと同じ「継承と刷新」の手触り
  • 魂を吸う爽快感は健在
  • アクションは洗練されていて、受け流しの手触りが気持ちいい

以下に気になった点をまとめます。

  • 他のアクションが便利で、一閃をわざわざ狙う必要性を感じない
  • 体験版の切り取り方が物足りない(ボス戦1回で終了)
  • 難易度は控えめ(巌流戦は1死・判定は甘め)
評価

4.0/5.0

参考プレイ時間:30分ちょい(体験版クリアまで)

正直かなり短い体験版だったので評価を下すのは難しいところもあるのですが、この記事では体験版で触れた範囲から判断しています。

鬼武者シリーズについては以下の作品をプレイ済みです。

  • 鬼武者 – PS2、2001年発売
  • 鬼武者2 – PS2、2002年発売
  • 鬼武者3 – PS2、2004年発売

良かった点

  • GoWリブートと同じ「継承と刷新」の手触り
  • 魂を吸う爽快感は健在
  • アクションは洗練されていて、受け流しの手触りが気持ちいい

GoWリブートと同じ「継承と刷新」の手触り

今作の第一印象は、ゴッド・オブ・ウォーが2018年にリブートされたときに近いものでした(鬼武者はPS2三部作、ゴッド・オブ・ウォーは旧作も2018年版もプレイ済みです)。

ディレクターの二瓶賢さんは「一閃・魂吸収などIPの要素は大事にしている」と話していて、実際に体験版でもこのあたりはしっかり継承されています。一方で武器は日本刀のみに統一され、刀以外のバリエーションは「鬼ノ武具」という形で表現されるように刷新されました。

鬼ノ武具で斬りかかる宮本武蔵
鬼ノ武具で斬りかかったところ(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

「鬼ノ武具」は、青魂の吸収で得られる鬼力を消費して繰り出す必殺技です。体験版で使えたのは双刀【二天】の1種類だけで、二刀で素早く連続攻撃を仕掛け、斬った敵から黄魂(体力が回復する魂)が出るという性能でした。攻めながら回復もできるので、囲まれたときの立て直しに使えます。標準装備の刀とは違う特色を持たせることで、旧作の「刀以外の武器も持ち替える」楽しさを別の形で受け継いでいる印象です。個人的には、今回は主人公が宮本武蔵なので基本の武器が刀なのは全く違和感がなく、この形にしたことへの不満は特にありませんでした。

雰囲気の面では、ダークでありつつもちょっとコミカルな感じもある、特に2以降の鬼武者のようなトーンが継承されている感じがしました。主人公の武蔵がいろんなシーンでつぶやきを入れてくれるので、ライトな雰囲気も出ています。僕は1のシリアスなホラーな感じも好きなので、体験版以外のところではどうなのか、そこもちょっと楽しみです。

清水寺を望む宮本武蔵
清水寺に向かう道中。武蔵がつぶやきを入れてくれる(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

魂を吸う爽快感は健在

敵を倒したあとに魂を吸収する演出は今作でもしっかり残っていて、倒した敵から出た大量の魂を掃除機のように一気に吸う瞬間が気持ちいいです。旧作からある鬼武者ならではの特徴の一つですね。久しぶりに味わいましたが、魂はソウルシリーズのように通貨になるだけでなく体力回復になったり必殺技のゲージを貯める用途もあるので、タイミングを見ながら自分でボタンを押して吸わないといけないことがゲーム性の一部になっています。

幻魔と戦う宮本武蔵と浮かぶ魂
幻魔を倒すと魂が浮かび、吸収できる(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

敵を華麗に倒して魂を吸って回復して次を倒す、というループが楽しく快感でした。さらにボス戦では部位を破壊した箇所で効果が変わり、ダメージを多く食らわせるか魂を多く入手するかを選ぶなども選択する必要がありました。体験版の範囲でも出てきたのですが、状況によって使い分ける必要がありそうです。

アクションは洗練されていて、受け流しの手触りが気持ちいい

アクション部分は洗練されている感じがします。僕がよく使ったのは、敵の攻撃をいなして態勢を崩す受け流しです。操作タイプはベーシック操作、機種はPS5で遊んだのでそれ基準で話すと、L1でタイミングよく受けてから□ボタンで反撃する流れも、○ボタンで攻撃をかわしてから斬りかかる流れも、すっと出せて気持ちよかったです。

受け流しと気焔状態の説明画面
受け流しと気焔状態の説明。L1で防御して受け流す(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

受け流しを重ねると気焔状態になり、刀が炎をまとって二刀流の大技につながります。防御から反撃、そして大技へと途切れずつながっていくので、かなり気持ちいい手応えでした。

周囲のものを使ったアクションもあります。僕が体験版で使ったのは、そこらへんに落ちている板で矢を防ぎながら近づくというもの。使ったら楽しいものの、正直なところ体験版の範囲では使う必要性は特に感じませんでした。ただ、こういう作り込みがあること自体は良かったので、体験版の外でもっと活用される場面がありそうです。公式のプレゼンでは、受け流しから敵を壁にぶつけたり、かがり火に当てて燃やしたりできることも紹介されています。

板で矢を防ぎながら進む宮本武蔵
落ちている板で矢を防ぎながら近づいたところ(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)
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気になった点

  • 他のアクションが便利で、一閃をわざわざ狙う必要性を感じない
  • 体験版の切り取り方が物足りない(ボス戦1回で終了)
  • 難易度は控えめ(巌流戦は1死・判定は甘め)

他のアクションが便利で、一閃をわざわざ狙う必要性を感じない

旧作で「鬼武者ならでは」だったのは、敵の攻撃に合わせて一撃で斬り伏せる一閃だったと思います。今作にも一閃はあるのですが、無理に狙わなくても受け流しからの反撃で十分だと感じる人が多い気がしていて、せっかくの鬼武者の代名詞である一閃をわざわざ狙う必要性が薄いように感じました。

崩し一閃の部位選択の説明画面
崩し一閃は部位を選べて、赤は体力を削り紫は魂を多く出す(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

一閃は今作で一閃・崩し一閃・連鎖一閃の3種類に増えていて、旧作より出しやすく調整されているそうです。製品版では難易度が上がって、一閃を狙うメリットも大きくなっているのかもしれません。

あと、カメラがキャラに近いので、PS2時代のように大量の魂が浮かんでいる感じは少し伝わりづらく、それもあって一閃を行うメリットのとつである「魂が通常より多く出る」という部分を感じにくくなっているのかもしれません。

体験版の切り取り方が物足りない(ボス戦1回で終了)

体験版は清水寺のステージから巌流戦までで、ボス戦を1回やって終わりです。悪くはなかったのですが、もっと面白い部分を切り取っても良かったのではというのが正直な感想で、30分遊び終えたときに少し物足りなさが残りました。

佐々木巌流と対峙する宮本武蔵
アップデート前の体験版で戦えるボスは佐々木巌流のみ(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

魂を使って成長するシステムまで到達しなかったのも、物足りなさの一因です。開発側の発言では、成長要素としてスキルツリーの存在が紹介されていて、クリアまでの目安は約20時間とのこと。体験版の30分は、そのごく序盤ということになります。

【2026年8月28日 追記】体験版がアップデートされ、この先まで遊べるようになりました

2026年8月26日、体験版に拡張アップデートが配信されました。カプコンの発表によると、ここに書いた清水寺から巌流戦までの先に、新たなエリア「鬼の隠れ里」の探索と、強敵「大唾拉(だいだら)」との戦闘が追加されています。あわせて、Nintendo Switch 2 と XBOX on PC でも体験版の配信が始まりました。

同時に「決めろ 一閃 一千万回!」というキャンペーンも始まっていて、体験版内で成功した「一閃」「崩し一閃」の回数が全ユーザー累計で一千万回に達すると、無料DLC「箱詰め素材『赤魂・壱』」が全員に配布されるとのことです(集計は8月26日午前3時以降が対象)。

僕がこの記事で書いている感想は、すべてこのアップデート前の体験版を遊んだときのものです。拡張後の体験版はまだプレイできていないため、大唾拉戦の手応えや追加エリアのボリュームについては書いていません。

出典:株式会社カプコン プレスリリース(2026年8月26日)

難易度は控えめ(巌流戦は1死・判定は甘め)

体験版のラストは、佐々木巌流(CV:岡本信彦さん)とのボス戦です。僕は最初ゴリ押しで行けるかなと思って挑んだところ1回死んでしまいましたが、2回目に受け流しをきちんと使ったところクリアできました。

佐々木巌流に敗北した場面
1回目は煽られて倒された(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

難易度は「活劇」「剣劇」の2種類が用意されていて、今回僕がプレイしたのは「剣劇」(標準側の設定)です。剣劇でも全体的にそこまで難しくは感じませんでした。

まとめ

20年ぶりに鬼武者の新作を待つ時間をまた過ごせるのがうれしいです。

『鬼武者 Way of the Sword』の体験版は、30分では物足りないと思わせてくれる内容でした。一閃を狙う必要性の薄さなど気になる点はありましたが、アクションは洗練されていて、体験版単体としては神ゲーとまでは行かないものの、しっかりと楽しめそうなゲームだなという印象です。体験版で感じた不満も製品版で化けてくれることを期待しています。

体験版クリア後のTHANK YOU FOR PLAYING画面
体験版クリア後の画面。発売日は2026年9月4日(鬼武者 Way of the Sword 体験版より筆者撮影)

発売は9月4日です。

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よくある質問

Q
体験版はどこまで遊べますか?
A

2026年8月26日の拡張アップデート以降は、清水寺を舞台にしたステージと佐々木巌流とのボス戦に加えて、新エリア「鬼の隠れ里」の探索と「大唾拉」との戦闘まで遊べます。アップデート前は、物語序盤の約30分ほどで清水寺から巌流戦までという範囲でした。

Q
体験版はNintendo Switch 2でも遊べますか?
A

遊べます。体験版はPS5・Xbox Series X|S・PC(Steam/Epic Games Store)で配信されていましたが、2026年8月26日の拡張アップデートに合わせて、Nintendo Switch 2とXBOX on PCでも配信が始まりました。いずれも無料でダウンロードできます。

Q
体験版のプレイ内容は製品版に引き継げますか?
A

体験版をクリアすると、引継特典として御守「首灯」が製品版に引き継げます。育成データそのものが引き継がれるわけではないので、引き継げるのはこの特典だけです。

Q
発売日はいつですか?
A

2026年9月4日(金)です。当初は2026年9月25日と発表されていましたが、その後の適時開示で3週間前倒しされました(経緯は記事の冒頭で紹介したリンクからどうぞ)。なお、カプコンの直近の決算と株価の動きについても別の記事で書いています。

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