はじめに
インソムニアックゲームズ社開発の2021年6月11日発売のゲーム、『ラチェット&クランク パラレルトラブル』(略称:ラチェクラ パラレルトラブル、英語名:Ratchet & Clank: Rift Apart)をクリア&トロフィーコンプリートしました。
プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます。
※直接的なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。
総評・評価
このゲーム、めちゃくちゃ面白かった!PS5持ってる人全員におすすめです!
ラチェクラシリーズに手を出したのは約10年ぶりで、昔やったときはたしかに楽しかったけど、大人になった自分がラチェクラを楽しめるかな…と不安だったのですが、プレイ後の今はやってよかったと自信を持って言えます。
以下に良かった点をまとめます。
以下に気になった点をまとめます。
4.5/5.0
参考プレイ時間:15時間(クリア)+30分ほど(トロコン)
ラチェクラシリーズについては以下の作品をプレイ済みです。
- 『ラチェット&クランク』(PS2、2002年12月3日発売)
- 『ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす』(PS2、2003年12月11日発売)
- 『ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ』(PS2、2004年11月25日発売)
- 『ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル』(PS2、2005年11月23日発売)
- 『ラチェット&クランク FUTURE2』(PS3、2009年11月19日発売)
良かった点
次世代機の性能をフルに活かしたゲーム性
このゲーム、さすがファーストパーティのゲームだなと感じるぐらい、PS5の性能をフルに生かしています。
具体的にあげると:
爆速ロード
クリアまでほぼロードを感じることないです。ゲームオーバー時ややり直したい時も一瞬でリトライ可能で、ロードの待ち時間によるストレスがありません。
リトライ毎のロード、ステージ選択毎のロード、ムービー間のロード…いままでのゲームだと当たり前に発生していた待ち時間が、このゲームではほぼありません。ゲーム中に次元を超えていろんな舞台に戦闘場所が変わっていく演出が入るのですが、これを実現できている事自体に圧倒されます。
超絶綺麗なグラフィック
グラフィックについては口で説明するより見ていただいた方が伝わると思いますので、Digital Foundryさんの動画を貼っておきます。もし可能な方は、是非4K60FPSのモードで見てください。
ゲーム内でグラフィック設定を選べるのですが、個人的におすすめなのはパフォーマンスRT(レイトレーシング)モードです。
このグラフィックを爆速ロードで実現できているのが本当にすごいですよね。ラチェットってこんなに毛並みフサフサだったんだ、と今作で初めて気づきました笑
DualSenseワイヤレスコントローラーの活用
武器を使うことによる反動、地面を歩く振動がハプティックフィードバックによって手に伝わってきます。銃を打つだけで気持ちいいゲームってなかなかないですよね。たまに振動が来すぎて手がくすぐったくなるぐらいでした笑(ちなみに設定から強弱は変えられます)。
また、R2トリガーを軽く押し込んだとき、強く押し込んだときに武器毎に違うアクションが行えます。それによって操作性が複雑になっているかというとそうではなく、体感的にすべてのアクションが可能なことに感心しました。
ハプティックフィードバックもR2トリガーの強弱もPS5コントローラーの機能でできるからとりあえず実装したよ、というわけではなく、できることによって遊びの幅が上がっているのが今作で実感できます。
惑星毎に増えるギミックとアクションでマンネリがない
色んな惑星を渡りながらゲームを進めていくのですが、惑星毎に特徴があって、やれることがどんどん変わっていきます。次の惑星ではどんなギミックで攻めてくるんだろう…と楽しみにしながらプレイできました。
どのギミックも工夫されていて楽しかったですが、それに合わせて使えるアクションも増えていきます。ステージギミックと新しく使えるアクションの相乗効果で飽きが来ない設計になっていて、どんどん次に進めたくなりました。
シリーズおなじみのゴールデンボルト等の収集アイテムがマップ上に隠されているのですが、最初に訪れたときには取れなかった収集アイテムも後に覚えたアクションで取れるようになったりします。ステージギミック/アクションも楽しい、収集アイテムを探すのも楽しい、その上惑星間の移動ロードもほぼ感じない。アクションゲームがこれ以上ないほど快適で楽しくプレイできます。
武器の豊富さと武器強化システムによって飽きが来ない
今作に限った話ではなくラチェクラシリーズ全体を通してですが、敵を倒したりする事で武器の経験値が溜まっていくシステム(ちょっとした育成/アクションRPG的要素)があることによって戦闘一つ一つに次はこの武器を育てよう!といった目的を自分の中で持ちながら遊べるので、戦うのが楽しみになるように作られています。
ラチェクラシリーズのこのシステムの良さを改めて今作で感じました。
また、進行度合いによって新しい武器がショップで購入できるようになるのですが、ゲーム内通貨(ボルト)の設定が絶妙でした笑 あともうちょっとで買えるかも!という状況が多々あり、ストーリーを次に進めて新しい武器が買えるようになるのが楽しみな状態が続きました。
増えていく武器、アクション、そして次の惑星で待ち構えるギミック等、次に進める楽しみが何重にもなっているのが全体的な面白さにつながっています。
気になった点
クリアまでのプレイ時間の短さ
収集物をすべて集めた上で、クリアまで15時間ぐらいしかかかりません。
強くてニューゲーム的なモードもあり(通称チャレンジモード)、2周目から解禁される武器と武器強化を行うことは可能なのですが、他に2周目専用に用意されているコンテンツはないので基本的に用意されているものは1周目でやり尽くせるようになっています。
1周で一通り遊べること、且つ15時間ほどで終わってしまうので、人によっては少し物足りなさを感じる可能性があります。
ただ、個人的にはこのぐらいのプレイ時間がちょうど良かったです。あまり長いのも疲れるでしょうし、このクオリティで15時間も遊べたのは十分満足です。僕にとってはかなり濃縮された15時間でした。
ストーリーは王道な展開
ネタバレしたくないので細かい話はさておき、ストーリーの展開はかなり王道でした。ストーリーに意外性を求めている人には、ものすごく面白いストーリーだった!とは思えないかもしれません。
ただ、この王道さがラチェクラシリーズらしいところでもあるのかなと思います。ラチェクラで超重厚で大どんでん返しが起こるようなストーリーだったらそれはそれで戸惑いを感じるかもしれません笑
ちなみに、今作から出る新キャラのリベットとキットにはかなり愛着が湧きました。次回作以降でも操作できたらいいなぁ…
マップ探索の範囲が少しわかりにくい
アクションが増えるにつれ、キャラの機動性も高まります。マップ上でアクションを駆使して行ける場所も増えるのですが、どこまでが行っていいところで、どこは行っちゃだめなところなのかがよくわからず、マップ探索で困ることがありました。
あそこになにかありそうだなと思って行ってみると透明な壁があったり、探索可能な範囲が広い惑星だと頑張ってたどり着いた先に収集物もなく、何だこれ…?と思ってたら、後半のストーリーで使われるエリアだった…ということもあります。
マップ上の収集物を集めるのも楽しいゲームなので隅々まで探索したいのですが、分かりづらいところがあったので少し戸惑ってしまった部分がありました。
まとめ
PS5を持っていたら是非一度はプレイしてほしいです。子供から大人まで誰でも楽しめるゲームになっていると思います。
ラチェクラシリーズに初めて触れる方にもおすすめです!これまでのストーリーが気になる方向けに、IGN社が今作までのストーリーをまとめた動画を参考に貼っておきます(英語です)。
僕はラチェクラシリーズの面白さを本作で思い出したので、前作の『ラチェット&クランク THE GAME』をそのうちやりたいと思ってます笑
では!
トロフィーについて
ゲーム後半になると収集物がマップ上に表示されるようになるサブクエストが用意されているのですが、一部収集物はマップに表示されないので注意してください。
時限トロフィーは一つだけありますが、普通にプレイしていたら問題なく取れるはずです。心配な人は事前にご確認を。
最後、2周目で解禁される武器を購入した時点でプラチナトロフィーを獲得できました。僕はトロコンまでクリア後に30分ほど追加でかかって、合計約15時間半ほどかかりました。ご参考まで。
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