はじめに
Treyarch社とRaven Software社開発のPS4/PS5版が2020年11月13日に発売したゲーム、『Call of Duty: Black Ops Cold War』(略称:CoD: BOCW、日本語名:コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー)をクリア&トロフィーコンプリートしました。
実際にクリアやトロコンしたのは発売してから数ヶ月以内だったのですが、発売以降定期的にマルチモードをプレイして約1年が経ちました。
CoDシリーズの次作であるCall of Duty: Vanguardが来月発売されるに当たり、CoD: BOCWも最終である6シーズン目を迎えたこともあって、改めてこのゲームを評価したいと思います。
プレイして良かったと思う点、気になった点について正直に書いていきます。
※今作はCEROレーティングがZの18歳以上のみ対象のゲームです。
総評・評価
武器調整は気になるがやっぱりCoDは面白い!
文句を言いながら結局1年間ほぼコンスタントにやりつづけちゃいました。
Call of Dutyシリーズでいうと17作目になります。基本的に毎年1本新作が出て、1年の間で複数シーズンがありマップ・武器・バトルパスが配信され、1年のシーズンが終わったら次の新作シリーズが出る、というのが恒例の流れですね。
ハマったらCall of Dutyのこのサイクルから離れなくなりますが、このように毎年1作ずつ出せているのも開発会社が交代性で変わっていくからですね。去年のModern Warfare(2019年版)はInfinity Ward社、今作はTreyarch社がメインの開発を行い、次のVanguardはSledgehammer Games社製になります。
個人的にはTreyarch社製のCoDシリーズが好きです。シングルキャンペーンもサイコスリラー的な要素が入り、マルチも概ねバランスが取れているゲームが多い印象でした。
以下に良かった点をまとめます。
以下に気になった点をまとめます。
3.5/5.0
参考プレイ時間:約400時間(今までのプレイ時間の合計)/ 40~50時間(トロコンまで)
Call of Dutyシリーズについては以下の作品をプレイ済みです。
- 『Call of Duty Classic』- 2009年発売(CoD1のリマスター作)
- 『Call of Duty 4: Modern Warfare』- 2007年発売
- 『Call of Duty: World at War』- 2008年発売
- 『Call of Duty: Modern Warfare 2』- 2009年発売
- 『Call of Duty: Black Ops』- 2010年発売
- 『Call of Duty: Modern Warfare 3』- 2011年発売
- 『Call of Duty: Black Ops II』- 2012年発売
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- 『Call of Duty: Black Ops 4』- 2019年発売
- 『Call of Duty: Modern Warfare』- 2020年発売
良かった点
シングルキャンペーンモードは傑作
Call of Dutyシリーズはもちろんマルチモードも楽しくて、おそらくほとんどの人はマルチをメインでやっていてシングルキャンペーンはそもそもやってない!という方もいらっしゃると思いますが、僕がそもそもCall of Dutyにハマったのはシングルキャンペーンからでした。
Modern Warfare 2が僕にとっては初のCoDだったのですが、シングルキャンペーンに衝撃を受けたのを覚えています。今作のBlack Ops Cold Warについても、シングルキャンペーンは非常によく出来ていて、力がめちゃくちゃ入ってるな、と思いました。
拠点となる場所が存在して、ミッション間で仲間と交流できる時間があったり、サイドミッションが用意されていたり、複数の進め方が存在して何回も同じミッションをリプレイして違う進め方を模索できたり…いままでのCall of Dutyシリーズのシングルキャンペーンと比べても新しい要素が増えていて、楽しかったです。
最終的にはBlack Ops恒例のサイコスリラー的な要素も入ってきて、プレイヤーの選択によってマルチエンディングになっていたりと、今作のシングルキャンペーンはかなり満足度が高かったです。シングルキャンペーンだけだったら評価的には4.5~5.0を付けたいレベルでした。
イメージと実際の操作に違和感がない
Call of Dutyシリーズは全体を通して非常に操作感が良いですが、今作は特にキャラの動きもキビキビとしていて、自分がやりたい動きのイメージと実際の操作の間で違和感がなくプレイできました。
最近の有名なFPSにはもはやデフォルトでありますが、設定から操作のカスタマイズも細かくできて、自分に合った設定に変更することも可能です。僕は割と他のFPSも平行してプレイしたりするのですが、やはりCall of Dutyシリーズの操作感は他のゲームから群を抜いて気持ち良いな、と思います。
FPSの操作感の良さってまずは何よりも大前提ですよね。それがもはや気持ちいいレベルになってるのはやはりこのシリーズの強みだと思います。
Black Opsシリーズ好きには懐かしいマップが多数登場
発売当初はあまりマップ数も多くなかったですが、シーズンが進むに連れてマップもかなり増え、最終シーズンであるシーズン6で最終的に6V6マップは25マップ(期間限定のものも入れると26マップ)になります。
シーズン毎に増えるマップには昔のBlack Opsシリーズで人気のあったマップがリマスターされて復活しているマップも多いです。
EXPRESS、RAID、STANDOFF、HIJACKED、SLUMS等、僕もめちゃくちゃ懐かしいな~と思いながらプレイしました。意外とマップが頭の中に染み付いているようで、久しぶりでも気をつけないといけないポイントとかをだいたい覚えていて、当時の感覚のままプレイできて楽しかったです。
気になった点
武器のバランス調整
発売当初を思い返すと、サブマシンガンのMP5やタクティカルライフルのM16、AUGなどがかなり猛威を奮っていましたね。僕も当初はすごくストレスを感じた記憶があります笑
このゲーム、バランス調整をかなり時間をかけて行っているのか、明らかな強武器が出ても中々武器調整のアップデートが来なかったりするんですよね。その期間中は本当に同じ武器の人ばかり見かけました。
その後も、LMGばかりを見かける時期があったり、最近だとシーズン5で追加された武器もかなりTTKが早くて、マルチだとトップのプレイヤーは同じ武器ばかりですよね。
正直わざとやってるのかな?と思うレベルでシーズン毎に強い武器が追加されかなり時間をかけてバランス調整される、というのがルーティン化していたので、嫌気が差した僕は途中からリーグモード(使える武器等が制限されているモード)ばかりやっていました。
リーグはリーグで、マップがずっと同じなのでだいぶ飽きてきてるんですけどね…一応競技フォーマットを模しているので気軽にマップ追加などが出来ないのかもしれませんが、せっかくマップ数は多いのにずっと同じマップのローテーションなのはちょっと残念でした。
みんな同じクラス構成
統計を取っているわけではないですが、体感的にはオンラインでみるプレイヤーはだいたい同じようなクラス構成を見かける気がします。
強武器と呼ばれる武器のどれかを使って、武器のアタッチメントも1つ2つを除いて大体同じ、タクティカルにスティムを付けてパークも同じ様な構成でワイルドカードも同じものしか見かけない…。
こういう構成の方が明らかに強い、というのがある程度決まってしまっているので、中々プレイヤー毎に個性を出すのが難しいクラス構成のシステムになっているのかなと思いました。
悩むことがない分選ぶのは楽ではあるのですが、例えばBO4のときのようにアタッチメントも付けられる数が限られていて、そもそもスペシャリスト性で一人ひとりができることが違うというシステムと比べると、今回のシステムは個性が中々出づらく結局こちらも相手側も大体同じクラス構成で戦っていることが多く、試合にバラエティ性が足りなかった気がします。
ゾンビモードのネット回線
マルチモードではいきなりネットが切れる事は基本なかったのですが、ゾンビモードをフレンドとやるときはネット接続のトラブルが多かったです。
頻繁に接続エラーや回線落ちが起きて、せっかくゾンビモードでラウンドを長くプレイしていたり、イースターエッグのために頑張って条件を達成しようとしていても、ネット回線が落ちて進捗も保存されずに終わることが合って非常にストレスでした。
ゾンビモードはフレンドとワイワイしながら、クリア条件を満たせるよう何度も挑戦して、深夜にようやくクリアできたー!というのが昔のBlack Opsシリーズだと面白くて今回も楽しみにしていたのですが、結局ネット回線のトラブルが頻発して、僕はトロコンのために一人でゾンビモードをやりました。
特定のフレンドとだけでなく、一人でオンラインをやるときも同じ現象が起きます。ネットで検索すると同様な現象の方もいらっしゃるので、自分一人ではないと思うのですが、せっかくシーズン毎にゾンビマップも力を入れてるのであればまずはネット接続の改善を頑張ってほしかったです。
まとめ
色々書きましたが、結局今回のCoDは発売から1年間、定期的にフレンドと集まって楽しく遊べました。
PS5発売とほぼ同タイミングで出た今作ですが、僕は今作で初めて120fpsのFPSゲームをやって、これが次世代機か…!と感動しました。対応したテレビをお持ちの方は是非やってみてください!
では!
トロフィーについて
シングルキャンペーンのトロフィーについて、今作のベテラン難易度もそこまで難しくなく、苦労するものはなかったです。マルチモードのトロフィーも個人的にあまり好きじゃなかったFireteamモードで取得するトロフィー以外は簡単でした。Fireteamはモードとしてだいぶ中途半端な印象で、やってて単純に楽しくなかったです。ただFireteamのトロフィー取得もそこまで時間がかかるものではないです。
一番難しいのはやはりゾンビモード関係のトロフィーです。Die Maschineマップのトロフィーは難易度が高いわけではないですが、前述した通りオンラインでやると回線トラブルが多発したので僕は結局ソロでやりました。ソロモードだとポーズも可能なので、トロフィー目的ならソロでやったほうが楽かもしれません。
鬼門はDead Ops Arcade 3だったのですが、First Person Advanced Startモードが追加され、1人称視点且つ4ラウンド毎に進捗をセーブしてくれるモードが追加されたので今は難易度が下がっています。
以上、 40~50時間ほどでトロフィーコンプができました。ご参考まで。
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